特殊な編み機と厳選の糸で編み上げる
オールシーズン快適な一足

編み機がズラリと並ぶ工場内で、Peachカラーの糸がかけられた一台を前に「ソックスリッパはこの編み機でないと」と、うなずく石井さん。かなり編み目の粗いローゲージタイプで、極太の糸をふんわり編み上げるちょっと珍しい編み機だそう。そして、この編み機だからこそ使える太めの糸もまた、ソックスリッパのクッション性を支えている。

靴下工場で働いていた経験を持つ石井さんは、編み機だけでなく原料の糸にも詳しい。「綿や麻など同じ素材であっても産地や紡績方法によって強度や風合いが異なり、とても奥が深いんです」という。
そこで越出がリクエストしたのは「冬だけでなくオールシーズン使える素材」。季節を問わずいろんな旅先へ持って行けるように、との思いからだ。
「RoToToの定番ソックスリッパは冬向けのウール＆アクリル。それを通年快適なコットン＆アクリルにしてみました」と、石井さん。コットンは肌触りのよいもの、アクリルは吸汗性に優れたものが採用されているので、冬はもちろん夏でも気持ちいい。エアコンによる冷え対策にも重宝しそう。

海外でも実感する人が続出？！
細部までこだわった履き心地

「素材が変わっても履き心地の良さはキープ」。これも今回こだわっているところ。クッション性はもちろん、足を包み込むようなフィット感、指まわりのゆとり、口ゴムのやわらかさもそのままだ。
「やさしい感触。先日、ヨーロッパへの出張でも試し履きさせていただいたんですが、固くて冷たいホテルのフローリングの上でほっと癒やされたのを思い出します」。実感のこもった越出の言葉に、職人たちも目を細める。
「そういえば、3年前に僕らがソックスリッパを発売した当時、真っ先に反響があったのは意外にもヨーロッパでした」と、飯塚さん。「家でも靴を履いたまま過ごす文化圏ですからソックスリッパの出番はないのかなと思ってましたが、靴を脱ぐ派の人も実は一定数あるようで、新しい発見でした」。

ヨーロッパには、クリスマスシーズンになるとプレゼントをたくさんの人と贈り合う文化があり、かわいくて珍しいソックスリッパはギフトにも大人気。 「ウチで作った靴下が海外にも出荷されるようになるとは思いもよらんかったですわ」と、浦岡さんも誇らしげだ。

考えてみれば、スリッパの用意がなく靴のまま部屋で過ごすホテルは海外に少なくない。そんな場所でこそ、通年使えるPeachモデルのソックスリッパが本領を発揮するはず。

Peachオリジナルデザインのプリントと
旅スタイルを表した７色ラインナップ

履き心地だけでなく、旅に連れていきたくなるかわいさもソックスリッパの魅力。特に、底面のすべり止めプリントは今回特別に作られたPeachのオリジナルデザインだ。

「機体イラストをセンターに、RoToToとPeachのロゴをレイアウト。ポップかつスペシャルなデザインで、ユーザーの旅の気分を楽しく盛り上げたい」と、越出も思いを注ぐ。

生地のカラーはPeachの考える旅スタイルや、旅先で出会う景色をイメージした7色のバリエーションを用意。

• Peachのイメージカラー「Peach Purple」
• 近場へお出かけ感覚の気軽旅をテーマにした「Day-Tripper Blue」
• アクティブな旅に似合う「Adventurer Yellow」
• スマートな旅のスタイル「Jet-Setter Gray」
• おしゃれと旅する人の「Voyager Pink」
• 旅の行き先を明るく照らす「Sunny Orange」
• どの旅先でも温かく迎える「Earth Brown」

好みの色を見つけよう。

そしてもう一つ、見逃せないのがクリアポーチ風のパッケージ。RoToToのソックスリッパにはこれまで付いてなかったが、「旅に持って行くのに便利」という越出のリクエストに応えて特別に追加された。スライダーでさっと開け閉めできるので、機内など狭い場所でも出し入れカンタン。さりげなく入ったRoToToのロゴマークもポイントだ。パッケージごと旅に連れて行きたい。